How to use variables and conditions in `.htaccess`?

確かに、`.htaccess`ファイルで変数と条件を使用する方法について説明します。`.htaccess`はApacheウェブサーバーの設定ファイルで、ディレクトリごとの設定を行うのに使われます。これを使用してリダイレクト、認証、キャッシュ制御などを設定します。

基本的な設定例

リライトエンジンの有効化
リライトルールを使用するためには、まずリライトエンジンを有効にします。
```
RewriteEngine On
```

条件付きリダイレクト

ある条件が満たされた場合にリダイレクトを行いたいときには、`RewriteCond`ディレクティブを使用します。このディレクティブは条件を定義し、そのあとで`RewriteRule`ディレクティブで具体的なリダイレクトルールを設定します。

例えば、特定のIPアドレスからのアクセスをブロックするためには、次のように設定します。

```
RewriteEngine On
RewriteCond %{REMOTE_ADDR} ^123\.456\.789\.000$
RewriteRule ^ – [F]
```

この設定は、IPアドレスが`123.456.789.000`の場合にアクセスを拒否（403エラーページを表示）します。

例外条件の設定

また、特定の条件下でリダイレクトを除外する、といった場合には、以下のような設定が考えられます。

```
RewriteEngine On

モバイルユーザーを特定ページにリダイレクト
RewriteCond %{HTTP_USER_AGENT} “iPhone|Android”
RewriteRule ^/$ /mobile-homepage [L]

ただし、特定のディレクトリにはリダイレクトしない
RewriteCond %{REQUEST_URI} !^/excluded-directory/
RewriteRule ^ – [L]
```

この設定は、ユーザーエージェントがiPhoneかAndroidの場合にリダイレクトしますが、`/excluded-directory/`にアクセスする場合にはリダイレクトしません。

サーバー変数の使用

`.htaccess`では様々なサーバー変数を使用して条件を設定できます。一般的な変数には以下があります：

- `%{HTTP_HOST}` – 現在のホスト名
- `%{REQUEST_URI}` – クライアントのリクエストURI
- `%{HTTP_USER_AGENT}` – クライアントのユーザーエージェント
- `%{REMOTE_ADDR}` – クライアントのIPアドレス

例えば、特定のドメインからのアクセスを特定のページにリダイレクトする場合、次のようになります。

```
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^example\.com$
RewriteRule ^(.*)$ http://www.example.com/$1 [R=301,L]
```

この設定は、`example.com`にアクセスがあった場合に全てのリクエストを`www.example.com`にリダイレクトします。

ソースと信頼性

説明に用いた設定例は、主にApache HTTP Serverの公式ドキュメント（https://httpd.apache.org/docs/）からの情報を基に作成されています。また、その他の信頼性のあるリソースとして、以下のサイトも参考にしました。

- Apache Module mod_rewrite (https://httpd.apache.org/docs/2.4/mod/mod_rewrite.html)
- Apache HTTPD documentation (https://httpd.apache.org/docs/current/)

このように`.htaccess`ファイルでの変数と条件の使用方法を学ぶことで、ウェブサイトの挙動を細かく制御することができます。例えば、異なるユーザーエージェントに適したコンテンツを提供したり、特定のIPアドレスからのアクセスを制限したりすることが可能です。